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Toshiのつぶやき - マッサージを受けて思うこと

スタジオに行く日を利用して、休憩時間にマッサージを受けにいくことがある。場所は、清潔で静かであるに越したことないが、洒落てなくシンプルでいい。大切なのは、安心してリラックスできる環境であること。迎えてくれる受付は、不自然に明るく振る舞う必要もなく、予約時間を間違わずに気持ちよく迎え入れてくれたらそれでいい。

クラスの合間のちょっとした心身の休息とリフレッシュが欲しいのだから、ふつうのマッサージで十分だ。ただ、状況によってはこのささやかな望みがかなえられないことがある。

マッサージ中に次から次へと話しかけられると休息にならない。「ここはどうですか」「痛かったら遠慮なく言ってください」「今度はこちらをほぐしますね、、、失礼します」「どうですか」「強すぎないですか」「きつくないですか」延々と続く質問攻めで、その度に沈黙が破られ、自分の心が体に集中できない。

答えることが面倒になると返答のタイミングが微妙にずれて変な沈黙が漂う。すると、また、同じように質問してくる。内心イライラしながら「すみません。昼時は眠くなるんで、、、、」と嘯いたら少しは静まった。…と思ったのも束の間、また、質問が始まった。患者を思いやる気持ちからなら嬉しい。しかし、過剰になるとたまったものではない。

このままの状態でいるのか、それとも、話しかけないように伝えるか。「どうしよう」と迷っているうちに、この人は自分の技術に自信がないのだろうと思えてきた。

コミュニケーションの方法は、言葉だけではない。静かに人の体に触れていれば、そこからいろいろなことが伝わってくる。力を入れているのかリラックスしているのか、言葉以上に体は正直に表現するものだ。刺激がきつければ、こちらの体は自ずと反応して硬くもなるし、呼吸も止まるだろう。しかし、自信がなければ言葉だけに頼ってしまい、それによって、ますます手の平から伝わる感覚が感じられなくなってしまう。

「そのままのやり方で十分にいい感じですよ。きつかったらこちらからきついと言いますからね」そう伝えてからようやく静かになった。実は、その人の手技は物足りないどころか、今までに触れてもらったことのない心地のいい箇所に手が届く技術を持った人だった。自信がなく確認したかっただけでなく、自分の技術を認めて欲しかったのかもしれない。患者から「ああ、気持ちがいいですね」の一言が欲しかったのかもしれない。それが自然と出てこなかった気遣いの足りない自分を反省した。

2009-09-15

カテゴリ: Toshiのつぶやき

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