アーユルヴェーダの日々 - 歌とヨガの共通点:3つのステージ

先日、ヴォーカルレッスン無料体験というのに行った。ワンコーラス好きな歌を歌い、講師からワンポイントレッスンを受けた。講師は鏡の前に私と並んで立つと、口を大きく開けて、「こーやって、のどを開いて」・・・そうすると、まぁるく優しい高音が出る、と促す。生徒の私は、とりあえずやってみた。「オペラ歌手になった気分で~」と言われたけれど、オペラで歌う歌じゃなかった。そのせいだろうか、なぜか歌いたいという気持ちはどんどん萎えていった。
後日、敬愛する音楽家に会う機会があって、その体験を話した。すると、ある曲の一節を、3つの歌い方で歌ってくれた。そして、こう言った。「一つ目はテクニックで歌う、二つ目は心、感情を込めて歌う、三つ目は自分のハート、中心に向かって歌う。その違いだ」

この間のヴォーカルレッスンで、やる気が失せていった理由が分かった。テクニックだけを練習しようとしたから、面白みがなくなってしまったのだ。もちろんテクニックなしには、2も3もないだろうが、基本的なことを習う中にも、そこに宿る感情や心情、さらには自分の内側や大きなエネルギーに繋がっているような感覚、その一瞬があれば、体験は奥深く、面白くなる。

私にとっては、ヨガも同じだ。体の動かし方やポーズの正しい取り方に徹しているだけでは、味気がない。基本を学び、心身が安定したら、そこで自分の心身の感覚を感じ取り、奥底にある自分自身に繋がる瞬間に出会う。それを繰り返して、ヨガは奥深く、面白くなっていった。夫、徒志郎曰く「クリパルヨガの3つのステージは、この3つの歌い方ととても共通している」とのこと。

興味のある方は、クリパル・ステージ1~3でぜひ体験してみてください。

2010-11-01

カテゴリ: アーユルヴェーダの日々

 

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