kripalu Japan - ヨガ＆セラピー

講座内容

ヨガのクラスを選ぶとき、一般の生徒が優先する要素として、開催場所や日時、クラスの種類や料金、指導者の経歴や実績などさまざまなものがあります。その中でも、指導者としての倫理観は、時には知識や技術や知名度以上に重要な選択要素となることがあります。なぜなら、指導者の抱く倫理観は、見えない形でクラスの雰囲気や生徒への対応に現れてくるからです。

2018年、ヨガアライアンスがヨガ教師トレーニングの「基準見直しプロジェクト」として行なったアンケートで、ヨガ教師の行動規範を改善すべきだという回答が多くありました。

興味深いことに、アンケートの国別結果では、11ヶ国中10ヶ国の80〜90％以上の回答者が、重要な問題と捉えていた反面、日本の回答はわずか40％だけでした。しかも、この問題に関して「わからない」と回答した日本人が14％に対して他国からの回答はわずか0〜4％でした。

明らかに日本と海外では倫理観に大きなギャップが起きています。これは、ヨガ教師と生徒との関係に何も倫理的な問題がないからなのでしょうか？それとも、倫理に反することが起きていながらも、日本人はそれを意識していないか、表面に出さないようにしているだけなのでしょうか？私たちヨガ教師がどのような倫理観でヨガを指導するかによって、目に見えないメッセージがその指導に現れ、生徒の自己探求にも影響を及ぼすとは考えられないでしょうか。

日々のヨガの指導を振り返る機会としても、また、未来の日本人の精神性にヨガがどのように貢献できるかを考える機会としても、たくさんの方に参加してもらえたらと思います。

相互に関連性のあるシリーズ講座として、「ヨガ教師のための倫理」から「ヨガ教師としてのヤーマ・二ヤーマ」までを考察した上で、「ヨガとマインドフル・ビジネス」をどう展開するかを考える時間にしていきたいと思います。

各回の内容と開催スケジュールは以下となります。

【第1回】 ヨガ教師のための倫理
日時：2020年5月18日(月) 20:30-21:30、指導：三浦敏郎

【第2回】 ヨガ教師としてのヤーマ・ニヤーマ
日時：2020年6月15日(月) 20:30-21:30、指導：三浦敏郎

【第3回】 ヨガとマインドフル・ビジネス
日時：2020年7月20日(月) 20:30-21:30、指導：三浦敏郎

第1回 開催概要

講師プロフィール

三浦敏郎（みうらとしろう）

1977年から米国農業研修や留学中にヨガやマクロビオティックなどのホリスティックな健康観に強く共感し、フロリダ州公認のオイルマッサージ師となる。その後、クリパルヨガアシュラムにてスワミ・クリパル師に出会い帰国。1981年より神奈川県西部を中心にヨガ指導を始める傍ら、鍼灸院を開設。1991年、クリパルヨガの創始者、アムレット・デサイ師来日の際にスタッフ及び通訳を務めたことが転機となり、公認クリパル教師となる。気づきのプロセスを重視したフェニックス・ライジング・ヨガセラピーの要素を取り入れ、参加者の体験から学びを導き出すメソッドで数々の集中コースをデザインする。

• 米国クリパルセンター公認ヨガ教師（500時間）
• フェニックス・ライジング・ヨガセラピー公認プラクティショナー
• ヨガアライアンス認定E-RYT500
• 鍼灸指圧師

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