8月に下北沢で行われる講習会では、クリパル・ジャパンの三浦敏郎が講師を担当します。一般的なヨガ指導中のケガ等のリスクを低減する知識を学ぶだけでなく、プロとしての自覚や倫理観についても確認し、意識を高めていきましょう。
開催概要
開催日
2019年8月24日(土) 14:00-17:00
講師
三浦敏郎
(クリパル・ジャパン代表、フェニックス・ライジング・ヨガセラピー養成ディレクター、鍼灸師)
受講対象
ヨガインストラクター
会場
クリパル・ジャパン
(東京都世田谷区北沢2-26-15 3F)
主催
一般社団法人 日本ホリスティックヘルスケア協会
主な内容
・セイフティガイドライン for YOGA
・ヨガ練習中のケガについての統計データ
・ヨガ指導におけるケガの現状「ヨガ練習中のケガに関する調査2017」
・ヨガの目的
・ヨガの歴史と流派
・ヨガについての歴史とルーツとなる経典を理解しているか?
・各経典におけるアーサナの目的と意味
・医療と運動指導の違い 知らぬ間に、医療行為をしていないか?
・医師法、薬事法について過去の判例
・安全なクラス実施のための大切な準備
・伝える側、受ける側の責任と役割
・クラスに参加して、”被害者”にならないために心掛けること
・骨格の個性と注意すべきアーサナ
・注意すべきケガとアーサナ「代表的な起こりやすいケガ一覧」
・安全なヨガ指導のための工夫
・応急手当の基礎知識と技術
・「ヨガの保険™」について
・「ヨガ安全指導員®」について
・参考資料ならびに参考ウェブサイト etc.
(予定、一部変更になる場合があります)
講師メッセージ
三浦敏郎
「技術や知識としての安全性だけではなく、プロとしての自覚や倫理観も大切」
かつてはカルト的で危ないイメージだったヨガが、ようやく健康を象徴するものとして一般化してきたにも関わらず、この数年、ヨガによるケガが増え、ヨガ=危険という噂がされ始めていることに危惧の念を抱いています。
ケガをするのは、生徒側の不注意による場合があるとしても、クラスの中でポーズの完成形を強調したり、競争を煽る雰囲気を作るのは指導者側に責任があります。まして、指導者として自分の評判や人気を優先する余りに、初心者の前で難しいポーズの見本をしたり、不適切で過剰なアジャストをするのであれば、技術や知識としての安全性だけでなく、プロとしての自覚や倫理観の問題でもあります。
本来、ヨガは人に見せるものでも、人を正す(アジャスト)ものでもありません。自己探求するための手段であり、フォーカスを当てるのは生徒一人ひとりの内面であり、指導者ではないはずです。この基本的な考え方は「ヨガ安全指導員」のコンセプトでもあり、指導者の保険加入を含め、多くのヨガ指導者に意識を向けてもらいたい課題だと思っています。
2019-07-05
カテゴリ: お知らせ