先日、マンスリープランのサポートメニューの一つである「ミニ講座」を開催しました。受付スタッフの柏木文が、当日の雰囲気をレポートでお伝えします。
ミニ講座は、毎月1回開催しており、どなたでも体験いただけます。ご都合のよいタイミングに、ぜひご参加ください。
2015年4月のミニ講座 開催レポート
体と心の声に耳を傾けよう
開催日:2015年4月16日(木) 17:30-18:00
話し手:三浦徒志郎
アシュタンガヨガの著名な指導者であるリチャード・フリーマンは、「ヨガは聴くことから始まる」と語っています。これは、自分の体の中で起きていることに注意を向けることの重要性に触れているものですが、「聴くこと」は、私たちの日常においても大切なことです。
「人の話を聴く時、思い込みを持って聴いていたり、自分の言いたいことに注意が向いてしまうことがないでしょうか?」そんな問いかけからクラスは始まりました。
●聴くことの練習
相手の話に耳を傾け、静かに聴くことを「傾聴(けいちょう)」といいます。さっそく、ペアになって練習を行い、相手の話を傾聴しようとした時、自分の中に何が起きていたかをシェアしました。
<参加者の声>
相手の話を聴きながら、他のことを考えたり、自分に意識が向いたり、疑問が浮かぶことがあります。これはマインドの働きによるものですが、相手の話をストレートに聴く妨げになることもあるでしょう。一方で、共感することは相手への関心や集中を高めるサポートになるかもしれません。(三浦徒志郎)
●「体や心の声」とは
「体の声を聴く」「心の声を聴く」という表現がありますが、ヨガで言う「体の声」とは「体の中の感覚」のこと、そして「心の声」とは「思考や思い、感情」のことを指します。
話し手のToshiさんは、心の声は肉体感覚としても現れるので、体や心の声を聴く時に鍵となるのは、“感じること”だと話してくれました。
●実際に体や心の声を聴いてみる
最後に、相手の話を傾聴するのと同じように、自分自身の体や心の声を聴く練習を行いました。特定のポジションに体を置いた時に現れる肉体感覚、思いや感情、体が動きたがる感じなどに注意を向け、それぞれが気づいたことをシェアしました。
マインドで体をコントロールしすぎると、体が何を求めているのか、聴けなくなることがあります。「ヨガは聴くことから始まる」という言葉にあるように、頭で考えて動くというより、体の声を聴きながら、体に学ばせてもらうという姿勢が、ヨガの練習を深めていきます。そして、このあり方は、日常のさまざまな場面にも応用できるでしょう。(三浦徒志郎)
次回のミニ講座
アーユルヴェーダの扉を開こう
開催日:2015年5月15日(金) 12:30-13:00
話し手:三浦まきこ
自分の部屋など、いつも過ごしている空間を「アーユルヴェーダ」の眼鏡をかけて見てみると、
どんな風に見えてくるでしょうか?
この世界を、風のエネルギー「ヴァータ」、火のエネルギー「ピッタ」、水のエネルギー「カパ」
という3つのドーシャ(性質、気質)がどんな風に現れているのか、という視点で眺めると、
いつもの景色が違う色合いに見えてくるかもしれません。
また、自分自身の中をこの眼鏡を通して見ると、バランスのよいところや、
バランスを崩しているところが、くっきりと浮かび上がってきます。
とてもシンプルで、分かりやすい古代の知恵「アーユルヴェーダ」を使って、
心身をより健やかに保ち、私たちの持つ本来の力を発揮しましょう。
2015-04-17
カテゴリ: 開催レポート