先日、マンスリープランのサポートメニューの一つである「ミニ講座」を開催しました。受付スタッフの村上史子が、当日の雰囲気をレポートでお伝えします。
ミニ講座は、毎月1回開催していく予定ですので、皆さんもご都合のよいタイミングで、ぜひご参加ください。
2015年1月のミニ講座 開催レポート
新年のOMチャンティング
開催日:2015年1月22日(木) 17:30-18:00
話し手:柏木文
●マントラとは
マントラとは、インドの古語であるサンスクリット語による祈りの言葉で、マンは「Mind(心)」、トラは「解放する、自由になる、守る」という意味を持っています。それを唱えることで、ざわついている心から自由になるもの、日常生活の中でおこる自己への判断や批判という心の働きから自分を守ってくれるもの、とも言えます。
話し手の文ちゃんが「初めて耳にしたとき、何に対して祈っているのか、宗教的な意味があるものなのか、色々な気持ちがわいてきて戸惑いました」とマントラと出会ったときの気持ちをシェアしてくれました。実践を続ける中で、マントラを唱えることの意義が少しずつ明確になってきたそうです。
マントラを唱えることは、自分の中にあるエネルギーに呼びかけ、つながっていくことかもしれません(話し手:柏木文)
●聖音オームとは
インドでは、全ての物事は音から生まれたという考え方があります。オームとは全ての源となる聖なる音であるとされています。オームは3つの音から構成され、ローマ字では、「OM、AUM」と表記されることが多く、それぞれ次のような意味を持っているとされます。
A→創造
U→維持
M→完成・破壊
(沈黙)→新しいAを生み出す
AUMの後の沈黙の中からまた新たなAUMが生み出され、世界は循環していきます。
●発音の仕方
カタカナ表記の「オーム」という唱え方ではなく、「AUM」と一音毎に意図を持ちながら発声する方法を学びました。
A→口を開け、リラックスしてお腹の奥から自然に
わいてくる音を出す
U→口を少しすぼめて、胸や喉に意識を向けて発声
M→口を閉じて、舌先を上あごにつけた状態で発声
(沈黙)
リラックスした状態で、お腹の奥から「A」、胸や喉に響かせるように「U」、眉間や頭頂に響かせるように「M」と、一つ一つの音を滑らかにつなげていき、音のバイブレーションが下から上に向けて上がるように発声をします。
オームを三唱して発声の練習をしたところ、参加者から「普段の発声と違うやり方だったので少し緊張した」「音の響かせ方に意識を向けることでより集中できた」などの声がありました。
●コンティニュアス・チャンティング
参加者全員でサークルを作り、自分の呼吸に合わせて、吐く息と共にオームを唱え続ける「コンティニュアス・チャンティング」をおこないました。
最初は同じタイミングで始まったオームが、徐々に参加者一人ひとりの呼吸に合わせたものに変化し、それぞれの音が共鳴してバイブレーションが増大していきました。最後は自然に沈黙へと戻り、AUMの音の持つ「創造/維持/完成」のサイクルが巡るのを感じました。
●コーラル・チャンティング
コンティニュアス・チャンティングにさらに自由度が加わり、音の高さも自分の直感に合わせて変えながらオームを唱え続けていく「コーラル・チャンティング」を続けておこないました。
様々な高低の音が混じり合い、時には不協和音に聞こえるような音も、一つのエネルギーに練り上げられていきます。音が大きくなったり弱まったり、波のように繰り返しながら、緩やかに終わりを迎え、沈黙へ戻っていきました。
<参加者の声>
音は波動(バイブレーション)なので、耳で聞こえていなくても、余韻としての振動は響き続けます。唱えていると、嬉しさがわき上がってきたり、時には自分にとっては触れたくないようなことが出てきたりするかもしれません。そのどれも平等に扱い、自分に寄り添ってみましょう。クラスで唱えるときにもぜひリラックして自分の内とつながり、自然に出てくる音を出してみてください(話し手:柏木文)
次回のミニ講座
冬のおすすめマッサージ
開催日:2015年2月20日(金) 12:30-13:00
話し手:三浦まきこ
寒さによる冷えやこわばり、むくみや乾燥を感じることはありませんか?それらを和らげるセルフケアとして、ほんの数分でも、マッサージを行う癒しの時間を持つことで、心身を暖め、すっきりとさせることができます。
今回は2つのマッサージを紹介、体験します。毎日の生活に簡単にできるマッサージを取り入れてみませんか?
2015-01-28
カテゴリ: 開催レポート