先日、マンスリープランのサポートメニューの一つである「ミニ講座」を開催しました。受付スタッフの塩谷枝里が、当日の雰囲気をレポートでお伝えします。
ミニ講座は、毎月1回開催していく予定ですので、皆さんもご都合のよいタイミングで、ぜひご参加ください。
2015年5月のミニ講座 開催レポート
アーユルヴェーダの扉を開こう
開催日:2015年5月15日(金) 12:30-13:00
話し手:三浦まきこ
古代インドの叡智であるアーユルヴェーダは、心身とスピリットの総合的な健康のための知恵の宝庫です。インドで5,000年の歴史を持つその世界に、実際に体を動かしながら触れてみました。
●体質・気質を表す3つのドーシャ
アーユルヴェーダでは、五大元素、風・空・火・水・土を元にした、ヴァータ・ピッタ・カパという3つのドーシャ(特質)で世界は構成されていると捉えています。
●ドーシャを感じてみよう
では、実際ドーシャはどのように存在しているのでしょうか?今いるスタジオで、自分の体を使ってドーシャを感じてみます。
カパ 【水・土のエネルギー】
床や壁、自分の体…形あるものは全てカパ【構造】を持っています。自分の体に触れてみたり、スタジオ内を歩きながら壁や床に触れ、重さや温度を感じてみます。
ヴァータ【風・空のエネルギー】
スタジオを歩き回って風を感じてみます。手足を動かすと更に風が生まれ、呼吸をすることで体の中に風が入ります。音を感じたり体を伸ばして感覚を起こしてみたり。ヴァータは常に【動き、移り変わって】います。
ピッタ【火・水のエネルギー】
二人組になって背中合わせになると、お互いの背中から体温、湿り気が伝わってきます。ふたりでヨガをするように体を動かし、呼吸をすると、体の熱が上がるのが分かります。ピッタの【熱と変化】を感じます。
●アーユルヴェーダの世界観で自分自身を見る
ドーシャチェックシートを用いて自分の中にあるドーシャのバランスをチェックします。
簡単な質問項目に沿って、今の体や心の状態を直感的に答えていきます。
チェックした項目で多かったものが今の心身に多いドーシャです。
3つのドーシャのバランスを知ることで、今の自分の状態に気づけると、その人本来のエネルギーを活かし健康であるために必要なケアが、自ずと導き出せます。
<参加者の声>
私にとってアーユルヴェーダは学問であると同時に、非常に日常的なものです。ヨガや瞑想をすることとアーユルヴェーダの相性の良さもとても感じています。未病をケアするためのやさしいツールとして、誰にでも実践できます。どのドーシャにもヨガ・瞑想は効果がありますが、どのように行うかによってドーシャへの影響は変わります。出来ることから、試してみてください。(話し手:三浦まきこ)
8月のWS「暮らしにいかすアーユルヴェーダの基本③」では味覚を取り上げます。インドを起源とするアーユルヴェーダを、日本の食卓で活かす方法を探ってみましょう。
次回のミニ講座
ハートの音を響かせよう
開催日:2015年6月27日(土) 11:40-12:10
話し手:村上史子
何となく調子を崩していると感じることはありませんか?
心身が健やかであるとき、体全身の細胞は響き合い、美しいハーモニーを奏でます。
それは、体内の臓器や細胞の一つひとつが持っている、固有の振動が調和している状態と言えます。
このミニ講座では、ハート(心臓、肺、こころ)に意識を向け、そこから湧いてくる自然な音を、呼吸のリズムに乗せて出していきます。
口から音を出すことで自然に息が吐かれ、深い呼吸に導かれていくと同時に、自分から出てくる音が心身を振動させ、また周りの音とも共鳴し始めます。
ハートの音を響かせ合いながら、心身のバランスを整え、調和を感じていきましょう。
2015-05-22
カテゴリ: 開催レポート