クリパル・ジャパンのプログラムは、どこから学び始めてもよいようにデザインされており、それぞれのペースで通うことができます。このインタビューでは、生徒の皆さんの体験談をご紹介していきます。
今回は、レギュラークラスに定期的に参加されており、ご自宅とスタジオそれぞれでヨガを実践、体験を深めているという和泉亜古さんにお話を伺いました。
- クリパルヨガと出会ったきっかけを教えてください。
- あまりに身体が衰えたと自覚するようになって、自宅から通いやすいスタジオを探していたところYoga of Lifeに出会いました。下北沢にヨガスタジオは他にもありましたが、ホームページの作りやスタジオの雰囲気が良かったので、スタジオ選びで迷うことはありませんでした。体力に自信がなかったので私にとっては思い切った決断でした。
- クリパルを続けようと思った理由は何でしょうか？
- 独特のスタジオの作りと清潔感、スタッフの皆さんが醸し出すアットホームな感じが好きだからだと思います。掃除が行き届いていて、清々しい気持ちになれたり、通っている人同士が自然に笑顔で挨拶をしていたり。通いたくなる雰囲気がスタジオにはあって、続けることを後押ししてくれています。
- 続けることで感じている変化はありますか？スタジオに通う頻度も教えてください。
- 以前は週２回程通っていました。始めた頃はポーズについていくだけで精一杯で、片足で立つ「木のポーズ」もできませんでした。早くポーズができるようになりたい一心ですごく焦っていましたね。最近ではクラスが終わった後、すっきりとした気持ちになります。通う前と比べたら基本的な体力がついてきて、少しゆとりが持てるようになったのかもしれません。
半年程前からは週１回のペースで通っています。前よりも（ヨガ以外の）日々の生活に向き合おうとする姿勢ができてきたのだと思います。
それから、最近ではスタジオで練習したことをもとに、自分のためのプログラムを作って自宅で実践するようにもなりました。その時の体調に合った、自分に一番ふさわしいプログラムを組めるのは私だけですよね。スタジオに通うことと家で一人でヨガをすることでは刺激も体験も全然違うので、今は両方のバランスを楽しんでいます。 - 身体的な側面から通い始めたヨガですが、日常生活や気持ちの面でも変化を感じているのでしょうか？
- ２０才の時に独学でヨガを始めたのも、体力や柔軟性だけでなく、それ以外のものを求めていたからだったんです。今はそこに帰ってこれた気がしています。クリパルを通じて、わたしが学んだのは、《今ここにいる＝いつもスタートラインにいる》というようなことだと思います。
そのことに気づいたきっかけは「木のポーズ」でした。先程も触れましたが、最初は「木のポーズ」が全くできなくて、どうやったらポーズがとれるようになるのかをトシ先生に質問したことがあるんです。その時に何気なくおっしゃった「精神的なものもあるからね・・」という一言がすごく印象に残りました。
その後、私なりにその言葉の意味を考えてみたんです。その時にトシ先生がおっしゃった意図とは違うのかもしれませんが、「木のポーズ」ができない私は、ポーズがとれていた２０才の頃を思い出して『あの頃（過去）の自分に戻りたい』、あるいは早くポーズができるようになって『先（未来）に進みたい』と焦っていることに気がついたんです。そして、ポーズができない『今の自分』と向き合わないことにはどうしようもないなと、そういう意識が芽生え始めたんですね。
練習の成果もあると思いますが、今では「木のポーズ」もできるようになりました。 - クリパルヨガに感じる可能性は？
- クリパルヨガは、内面の気づきを重視しているところに、一番の可能性を感じています。ヨガを行なうことは、健康・筋力・美容などの目に見える効果も求めていますが、突き詰めていくとやはり自分の内面を見つめることだと思うからです。
これまでは、容姿の変化や体力の衰えといった、年を重ねることで訪れる変化によって、“今の自分を受け入れがたい気持ち”に支配されがちでした。
ヨガのポーズを通して今の自分と向き合うことに気づけたことが、全ての精神面にとってよかったと感じています。「生きる」ということにおいて新しい視点を持てたこと、そのことに感謝しています。
プロフィール
和泉亜古（いずみあこ）
下北沢近郊に在住。学生時代は独学でヨガを練習していた。４、５年ほど前は週一回開催される友人のサークルでヨガをしていた経験も。下北沢でお仕事をする傍ら、現在Yoga of Lifeへは週一回ほど通っている。
2015-06-26
カテゴリ： 私がクリパルを続ける理由
