ヨガ教師を目指す人へ - YTTアシスタントインタビュー(岡本香奈さん)

クリパルヨガ教師トレーニング(YTT)では、プログラム・ディレクターの他に、すでにトレーニングを修了し、指導を行っているクリパルヨガ教師がアシスタントとして参加し、受講生をサポートします。
今回はYTT14期生のアシスタントを務めた岡本香奈さんに、トレーニング中の様子や受講生の変化などについて、アシスタントとして感じたこと、体験したことを語ってもらいました。


左上から時計回りに、ディレクター:三浦敏郎/
アシスタント・ティーチャー:三浦まきこ/岡本香奈/中村千恵子

背景

アシスタントに応募した動機を教えてください

改めてクリパルヨガに立ち返りたいと思ったからです。
集中コース「クリパル・ステージ1〜3」では何度かアシスタントを経験していたので、いつかYTTでもアシスタントをしたいと思っていましたが、自信がなくチャレンジ出来ませんでした。同期でYTTのアシスタントを経験したことのある友人から話を聞いて、自分の成長に必要な体験だと感じたこと、YTTを修了して4年が経ち、今なら出来ると思えたタイミングでした。

今回集まった受講生たちはどんなメンバーでしたか?

20代~50代まで、年齢層は幅広かったです。職業も介護職や幼稚園の先生などさまざまでした。自分がヨガで助けられた経験から、自分も誰かをサポートしたいという人や、純粋にクリパルヨガが好きで、広めていきたいという気持ちでトレーニングに参加した人、今のティーチングを見直したいという思いから、すでにヨガ指導をしている人も参加していました。

 

トレーニングの様子

今回のトレーニングは大きく前半・後半に分かれていましたが、受講生の様子や全体の雰囲気はどのように変化していましたか?

最初の頃は皆、慣れない環境に緊張していましたが、時間の経過と共にコミュニティができて、お互い助け合いながらトレーニングに参加しているように感じました。
ほとんどの人にとって、ティーチングという初めてのことに取り組むことは、それだけでチャレンジだったように見えましたが、徐々に自分の課題が浮き彫りになる中で、戸惑いながらもそこへ向かっていく姿が印象的でした。

後半は、一人一人の個性が際立ってきて、個々の課題に向き合う時間になっていきました。自分の本質に関わる気づきも多く出てきた時だったと思います。
今まで自分が見ないようにしてきた部分と向き合わざるを得なくなった時に、そこから一歩踏み出そうと努力していた時期でもあったと思います。
知識としての学びだけではなく、精神的にもチャレンジの多い時間だったように感じました。

受講生はどのように学び、成長しているように見えましたか?

指導面:
サーダナ(ヨガの実践)を通してポーズを体験することで、体感が伴った、自分の内側から湧いてくるような声に変化していきました。
また、動作手順を意識したり、ポーズの理解を深めることで、シンプルかつ的確にリードが出来るようになっていったと思います。
クリパルヨガの歴史や背景を知る事で、いま学んでいるヨガがどんなものなのかを知り、どういう想いでこのヨガを伝えていくのか、受講生の中に芯が出来たように感じられました。

指導以外:
それぞれが、自分の「在り方の癖」に気がつくタイミングがあったんじゃないかと思います。これまで自分を守ってくれていた殻のような存在に気がついて、その殻を破って外に出たいという欲求が湧いてくる。いつものパターン(癖)から抜け出す為にチャレンジしていく過程で、自分自身が変容していくプロセスを体験しているのを、見ていて感じました。そして同期という仲間の存在が、お互いをサポートしながら学びを深めていたと思います。

スタッフについて

ディレクター(三浦敏郎)について

クリパルを素晴らしいヨガだと心から愛しており、その情熱を伝える姿勢が受講生にも伝わっていたと思います。その結果、YTTでクリパルヨガを選んだことをみんなとても誇らしく思っているように感じました。自分の受け取ったクリパルヨガを大切に真摯に扱おうという姿勢に繋がっているように思います。
そして、常に受講生の可能性に目を向けている姿勢が印象的でした。その可能性を引き出す為に出来る最大のサポートは何か、をいつも探している姿勢に誠意と愛情を感じました。

アシスタントとして意識していたことは?

アシスタントとしてYTTの場にいると、色々なシチュエーションに遭遇します。そこから自分がどんな行動をとるか、自分の普段の癖を常に突きつけられていた気がします。
他人に対する反応、自分の閃きに対する反応、自分の行動に対する反応、自分の感情に対する反応…それらに向き合う時、過去の価値観や、一般的に良いことと思われる選択をするのではなく、自分の直感で湧いてきた事をそのまま行動に移す事を大切にしていました。
常に正直に自分の直感に従うことを軸に据えることで、受講生・ディレクター・他のアシスタントのサポーターとして、自分にできることは全部しようとチャレンジする姿勢に繋がっていたと思います。その姿勢は、毎日が本番だという意識を強めてくれ、今に生きるということの力づけになったように感じています。

 

メッセージ

アシスタントを経験した感想、ヨガ教師を目指している人に向けて伝えたいことはありますか?

今回、クリパルヨガの素晴らしさを再認識しただけでなく、トシさん(三浦敏郎)をはじめ、クリパルヨガに関わっている方々の熱い想いを感じることができました。
そして、その一人である自分に何が出来るのか改めて考える機会となりました。

YTTというカリキュラムを通して学ぶのは、単にヨガ教師となる為のツールだけでなく、本当の自分とは何かということです。
それを問いなおす尊い時間、そして力強いサポートをクリパルのYTTは提供してくれます。
トレーニングを終えてからがスタートラインで、そこからまた様々な課題に出会いますが、いつでも帰る拠り所となる場所や仲間がいることは、クリパル教師を続けるにあたり大きな支えになると思います。

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プロフィール

岡本香奈(おかもとかな)

思春期の病気をきっかけに心と体のバランスの大切さに気づき、どうすれば調和のとれた暮らしを送ることが出来るのか模索の日々を過ごす。
そんな中Yogaと出会い、自分と繋がり今に生きるYogaのある暮らしが、心の穏やかさと様々な気づきをもたらしてくれることを体感。
Yogaを続けることで自分が本当に望んでいるものは何か、その気持ちに素直に応える大切さを実感し、その体験を広げたいと想いYoga教師となる。
Yogaと猫と海をこよなく愛し日々上機嫌に暮らす方法を探し続ける・・・

岡本香奈さんウェブサイトはこちら

2019-04-12

カテゴリ: ヨガ教師を目指す人へ

 

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