Toshiのつぶやき - 生きている実感に繋がる手段としてのヨガ

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毎年12月になると追い立てられるように書き始めるのが年賀状。若い頃は、心のどこかで面倒臭いと思いながら書いていたものです。しかし、最近は年賀状のやり取りがめっきり少なくなったこともあり、逆に、紙媒体のハガキに一つひとつ手で触れ、読んだり書いたりすることのありがたさを感じたり、その中で相手を思う気持ちに僅かでも触れることが「豊かな時間」だと感じたりします。

そんなことから考えさせられるのが、このわずか10年ほどの間に大きく変化した私たちのライフスタイルのことです。特にインターネットの発達による影響は大きいと思います。自宅が山梨なので、東京のヨガスタジオとの事務仕事のほとんどはメールやスカイプで済ませていますし、ネット・ショッピングなどもよく利用します。便利とは言えば便利ですが、直接会って目を合わせたり、話すことで感じる感覚とはどうしても比較できない希薄さを感じさせられます。

2016年の世界のヨガ人口は、アメリカで約3700万人、日本で350万人と膨大な数に膨れ上がり、この傾向はこれからも続くと予想されています。それは、私たちが希薄な関わりから、より身体を通した実感のある体験を求めたり、生きているという実感を持ちたいということにも繋がっているのだと思います。

豊かで便利な一方で人との関わりの希薄さが増す時代の中でも、より現実に生きている実感に繋がる手段としてヨガが伝わっていくことを、ヨガ教師として、また、ヨガスタジオの代表として、来年も励んでいきたいと願っています。

2016-12-28

カテゴリ: Toshiのつぶやき

 

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