去年の今頃は産後産褥期で外界と隔離された暮し方をしていた分、今年、この季節の美しい自然を見られる喜びはひとしおです。産後一年を振り返ると、からだも心も、随分と変わったものだなぁと感じます。
一般的に女性は男性に比べ、体も心も、自分のいるべき環境に合わせて変化することが多い。女性は自然と言われるように、季節の移り変わりや月の満ち欠けのように、独特のリズムに乗って変化します。だからこそ、いつも変わらず落ち着くところを自分の中心に持ち、安心してどっしりと構えられるアンカーを持つことが大切なのだと思います。
一年前の「お産」という先の見えない未知の体験にいる時、自分を落ち着けてくれたのはまぎれもなく「呼吸」でした。そして、その時感じた『声』の力・・・音のない吐くだけの息より、音のある吐く息はパワフルで、リラックスも集中力もより高まりました。陣痛という緊急事態でそう感じたのであれば、きっとヨガで行ったら、普段よりリラックスして、安心して、自分の内へ意識を向けていけるのではないか。
今度のウーマンズヨガはそんな思いから企画しました。自分の内から出てくる音『女声』で、ブロックするものや緊張を解きほぐし、呼吸が始まり終わるところ、自分の中心にアンカーを降ろす。一人ひとりのそんな体験につながればうれしいです。
2009-05-03
カテゴリ: アーユルヴェーダの日々