桜の季節がやって来ました!
花見に行ったら綺麗だろうな、出かけたいなという気持ちはあるものの
どうにも花粉症が辛い!
いや実際、花粉症ではないにせよ、春というのは「前に進みたい気持ち」と、
「そうもいかない事情や心のちょっとした重み」を同時に感じる季節ではないでしょうか。
季節の変わり目をアーユルヴェーダでは「ルトゥ・サンディ」と言います。
心身が揺れ、不安定になる時期で、ドーシャでいうと「ヴァータ」という動く機能が強まります。
例えば、今年55歳になるそろそろヴァータの時代(60歳以降)が近づいている自分のことを例にあげますと
じっとしていることが薬になる
花粉症が辛い時、じっとしているとアレルギー反応が弱まります。
何かしたい!でもアクションを起こすと揺れてムズムズしてくるわけです。
これは、ヴァータの「動く」=チャラという質が起こしているのでしょうね。
風が強い日は特に、世界が揺れておりますので、「今はじっとしていること」が対処法にあたります。
クッションなどを使って頭をあげた状態で、リーディンググラスをかけて目の負担も減らし、読書するのが日々の楽しみです。
一方で、ヴァータが増えると他にも「乾き」=ルクシャの質が増えます。
これがテキメンにこの春、私のお尻に出ました。
坐骨の周りの皮膚がカサカサしていることに気付いて、なんだこれは?!
おばあちゃんのお尻みたいではないか!と検索してみたら
原因は
・加齢に伴う皮膚の変化
・運動不足による血流の悪さ
・座っている時間が長く足腰を動かさない筋力の低下
などなど、散々な結果。
確かに、外出を避けているため、日課の散歩が封印されて早1ヶ月。
運動不足で、座った状態でいることが極めて長い、です。
動くことが薬になる
散歩を休むことで、ヴァータの主座である大腸周辺の皮膚に冷えや乾燥が進んだ、と思われます。
おかげさまで便秘はしない(アーユルヴェーダでは毎日1−2回の便通が普通で、1日でも便通がなければ何かおかしい、便秘と考えます)ので
甘くみていましたが、私の場合、腸の中より、近くの皮膚に出た様子。そしてこれは個人的に放置できない!
二日ほど前の朝、実に1ヶ月以上ぶりに、ウォーキングシューズを履き、マスクをし、ポケットには歩数計アプリを仕込んだiPhoneを入れて、散歩に行ってみました。
体は暖まるし、便通もよりスムーズ。
仕事もしよう!という意欲が湧いてきます!
運動と太陽の光による、ドーパミン効果をひしひしと感じました。
バランスをとる
しかし、今現在、おさまらない花粉症症状が出て、一体どうしたらいいんだ!?と困惑中。
花粉症が落ち着くまでもうしばらく、外出はやはり避けつつ、自宅で足を動かすことを増やそう!と思っております。
ちょうど2週間後、フラメンコで地元のお祭りに出るので、その練習をしよう。。。
そして、お尻周りの皮膚については、角質を取り除くカパ向けのケアと、オイルやクリームで保湿するヴァータ向けのケアの両方を行ったら、よくなって来ました。
春は新しいことを始める時期、とはいいますが、前向きに斜め45度明るく爽やかに!ではなくてもいいと思います。
何か「うまくいかないな」ってことがあってやっと動き出し、やってみたら微妙、、、であれば、やり方を調整するくらいでちょうどいいのではないでしょうか。
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ライター:三浦まきこ
2004年にヨガ指導を始め、2005年退職と同時に渡印、インド政府公認シバナンダヨガ教師養成コース修了。2005年に東京都銀座にMUKU STUDIOをオープン。徐々にクリパルヨガ教師のあり方に対する共感が強まり、2006年よりクリパル・ジャパンの経営に携わる。2007年に米国クリパルセンター公認500時間ヨガ教師トレーニング修了、山梨へ転居。2021年埼玉県日高市へ転居。2022年に米国クリパルセンター公認/National Ayurvedic Medical Association認定アーユルヴェーダ・ヘルス・カウンセラーとなる。 母、妻、ヨガ教師という肩書き以上に、女性である自分自身に正直に、リアルであることを大切にしながら、ヨガ指導やスタジオ運営に関わっている。
2025-04-06
カテゴリ: アーユルヴェーダの日々