アーユルヴェーダの日々 - YOGA:アシュタンガとクリパルの体験

1ヶ月ほど前から、アシュタンガヨガのマイソールクラスに通い始めた。アシュタンガは、ほぼ初心者だが、「本来は初心者から1対1でポーズを習い、その人のペースにあわせて練習できる、それがマイソールスタイルです」との説明を受けて、まずは週一のペースで始めた。
1ヶ月やってみて、気づいたのが・・・私は「アシュタンガヨガを練習しているときでも、クリパルヨガも同時に実践している」ということ。

どういうことか、というと、例えば視線を一定の場所におくドリシティを意識すると、普段無意識に目を閉じていたことに気づき、目を開けて行うと、何がおこるのか、そこに興味を持って練習している。流派によって異なるポーズの取り方も、ひと呼吸ごとに動く速いヴィンヤサも、できるだけ型通りに実践して、そうするとどうなるのかを観ている。これがとてもおもしろい。

5年ほど前、数回アシュタンガを試したことがあったが、当時は指示のとおり動けない自分は駄目だと劣等感を感じたし、完成形というゴールに辿りつくことだけが、価値あることだと思い込んで、その途中にいることが、苦しかった。

今だって、できないポーズはある。しかし、リラックスして、「目撃意識」を保つことや、ポーズに向かう意図を持ち、そのうえで今、起こっているプロセスを楽しむということを、クリパルヨガから学んだと言えるだろう。

最後に、セルフプラクティスのための時間を持つ、その背景にある家族の理解とサポートや、それを自分に許すことができなかったこの数年の葛藤にも、今感謝したい。そしていつだって全ては変化していることを、体と心の変化で、わかりやすく伝えてくれるヨガを心から愛してやまない。

2010-10-04

カテゴリ: アーユルヴェーダの日々

 

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