今年もあと1ヶ月ちょっと、年の瀬は一年を振り返るのにいい時期ですね。
最近、この「振り返る」ことを意識的に行っています。きっかけは、ヨガセラピーのアシストの時。セラピー後半でヨガセラピーセッションの全体の流れが説明され、その中には、ヨガのポーズによって得られた気づきを日常生活でも思い出せるように、具体的に自分にできる事を考える、という部分があります。私にも何かできる事がないだろうか、と考え始めました。自分によく起こっていたことは、これから起こる事が「わからない」という不安・・・例えば、約1年ぶりに復帰したクラスでも、皆ががっかりしないだろうか、と不安になるし、新しく移り住んだ場所での近所付き合いや、地域社会との関わり方がわからず、引きこもりたい気持ちに駆られたり(笑)また子育ても同様、先は見えないことばかり。ヨガや瞑想をすると、このまだ起こっていない未来への不安を受け止めて、今の自分で安心していられる気持ちになるのに・・・。
それを思い出すために何かできることはないのか?
私は、同じような感覚を日常生活で感じるシーンについて考えてみました...思いついたのは『階段』、私は階段が怖いのです。転びそうで、落ちそうで。そこで、『階段の途中で立ち止まって、振り返り、そしてまた歩き出す』ということ試してみました。子育てで不安を感じたとき、家の階段で。ヨガクラスへ行く前にも渋谷の歩道橋で・・・すると登ってきた、又は、降りてきた階段は、これまでやってきたことや経験を感じさせてくれ、それが今の自分の足下へ繋がっている、今の自分にできる一歩を踏み出せばいい、という思いに繋がってきました。日常生活にインテグレーションが起こりました。
今ココで立ち止まってみること、そこから振り返ってみること、そして、また歩き出すこと。そうやって丁寧に、地道に一歩一歩進んで行きたいと思う今日この頃です。
皆さんにとって2008年はどんな一年だったでしょう。
これまでの一歩一歩を大切に、今を楽しみ、そして新しい年へと向かって行きましょう。
2008-11-20
カテゴリ: アーユルヴェーダの日々