アーユルヴェーダの日々 - 父への思い、握りしめているもの

先日、背中や首がどうも痛くて、夫に鍼をしてもらった。 夜中、鍼は抜いたはずなのに、もっと奥に鍼が流れて、ぎゅっと筋肉が収縮するような、握って離さないような感覚があり、冷や汗をかいた。

こんな風に握って離していないものがあるのか?振り返ってみたら思いあたった、それは父への消化できない思いである。そういえば、父の日を意識する頃から痛みがひどくなっていたような・・・こうして忘れまいと握りしめていること自体が、自分自身を苦しめている、そう実感する出来事だった。

子供のころは、どんなに嫌でも家しか居場所がなかった。でも大人になれば、自分次第だ。忌野清志郎が言っていた、『大人になるともっと自由になれる』。子供のときと同じ近さで父を見ると苦しい。でも・・・現実は、 私は小学生ではなく、実家を離れて10年以上、自分らしく暮らしている。

今にもっとフォーカスしよう、そのために、ヨガも瞑想もある。目の前にいる一歳の息子は、今を生きるお手本だ。リラックスしていられる距離を保って、父にも意識を向けて繋がり続けていこうと思う。でも一番大切なのは、今を生きること。それを忘れずにいたい。

2009-07-01

カテゴリ: アーユルヴェーダの日々

 

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