アーユルヴェーダの日々 - いつでもリラックス、していられる?

GW中、ヨガセラピーのアシストに2日間入らせて頂いた。そのエネルギーに触れているせいか、日常のよくある体験が、小さいけれど自分にとっては大きな気づきに繋がった。

セラピーのアシストのため、息子を馴染みのキッズルームへ送るときのこと。この日は朝から息子が歩きたがらず、ずっと抱っこで移動していた。安心するまで抱っこしていよう、そう思って頑張ったが、体の痛みが厳しくなってきて、もう限界!と、渋谷の真ん中で、息子を下ろした。グズル息子の意識を、食べ物や車等、彼の好きそうなもので変えようとしたが、どれもうまく行かず、今度は放っておきたくなった。その時、セラピーで何度も繰り返される言葉を思い出した。

「そのままにして、ただそばにいる」

息子の気持ちに共感し、そして、待った。しばらく後、息子のエネルギーが変わり、前を指差して自分から歩き始めた。

午後のセッション中、自分の内から「私はリラックスできる」という言葉が沸いてきた。朝の情景が思い出され、そこから、ひとつの気づきに繋がった。相手に寄り添うには、『リラックス』すればいいのだ。

何かを変えないとリラックスできない、という条件はマインドが作り出していることで、実際には、その場でそのままで、自分自身がリラックスすることもできるんだ。「そうだよ」と世界が言ってくれているように感じて、セラピー最後のOMで涙が出た。

「そのままでいいよ」と誰か言う時、諦めでなく、リラックスしていたい。マットの上でだけでなく、日常生活の中での練習も、そのための大切な積み重ねになっていくだろう。

2010-05-10

カテゴリ: アーユルヴェーダの日々

 

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