〜身体を通して感情に触れる、魂の解放の旅〜
「セラピーで、こんなにありありと身体を通して感情を感じられたのは初めてです」
これは、あるクライアントの言葉です。フェニックス・ライジング・ヨガセラピー(以下PRYT)を体験された後に寄せられた感想の一節であり、このセラピーの核心をよく表しています。
身体と感情がつながるとき
PRYTは、ポーズや身体感覚を通して、自分自身の内面と深く出会っていくセラピーです。従来の言語中心のセラピーではアクセスしづらかった感情が、身体を通して自然と現れてくる。今回のセッションでは、涙とともにこみ上げる感情、生き生きとした生命力が、まるで旅に出たかのように湧きあがったと語ってくださいました。
「旅に出た時のように自由に生き生きと感情を感じ、
映画を見るように、人生を一歩引いたところから俯瞰してみる…」
これは、PRYTにおいてよく起きる「自己観察者としての視点」が働いた瞬間の記述です。自身の内側で起きていることに巻き込まれず、同時にその奥深さを感じ取る。この“気づき”の体験は、クライアントの内なる智慧とつながる大切なプロセスです。
エッジとの出会いと変容
「横向きで腰を反らした体験が一番印象的だった」と語る彼女は、セッションの中で身体の“エッジ(瀬戸際)”に出会い、そこにとどまることを選びました。自力では到達できない感覚に、安全で支持的な関係性の中で身を委ねたことで、深い解放が起こったと述べています。
「自分一人ではあんなキツイ状態までもっていけないし、保てない。
セラピストのエネルギーとサポートのお陰です」
この言葉には、PRYTのセラピストとしての「共に在る姿勢」=クライアントのプロセスを尊重しながら、必要なときにサポートする存在という役割が象徴的に表れています。
身体に刻まれた記憶
彼女はセッションを通して、自分でも「もう未練はない」と思っていた過去の仕事との関係性に、まだ未消化な感情が残っていたことに気づきます。身体がその記憶を保持していたのです。
「頭や気持ちでは整理できて終わったと思っていることも、
身体のコリが残っていると、まだ消化しきれていないんですね」
PRYTでは、思考ではなく身体の“今ここ”の感覚を入口として、意識の奥にあるものに気づいていきます。それは時に、過去の感情の断片や、未完了の体験であることもあります。
解放と新たな一歩へ
セッション後、右側の身体のコリが解け、呼吸が深まり、「新しい一歩を歩み出している感じ」と語るクライアント。身体と心の変化が一致し、新たな選択の可能性が開かれている様子が伝わってきます。
「生きることの喜び、辛さをギュッと凝縮した、濃厚な時間でした」
「魂は生き生きと生き切りたい、泣いて笑って、たくさんの感情を感じて…」
PRYTが提供するのは、ただの癒しではありません。それは、自分の人生により深く関わりながら、「今ここ」に誠実に在ろうとする“生の実感”を伴うプロセスです。
おわりに
このような体験が語られるたびに、PRYTが提供する場がいかに深く人を支え、変容へと導くかを再確認します。身体に聴き、心に触れ、魂の声を受け取る。フェニックス・ライジング・ヨガセラピーは、そのような旅路を安全にサポートする、力強くも繊細なアプローチだと思います。
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2025-08-13
カテゴリ: スタジオブログ