ちょこっとヨガ講座 - 「心を集中させる」とは?

日頃の私たちの心は注意散漫で、色々なところに動き回って落ち着かないものです。心を集中させるとは、心の動きを止め、ある対象に定めるということです。ほとんどの瞑想ではこの心の集中から始めますが、そのためには集中する対象を決める必要があります。

心を集中する対象として、大きく分けて私たちの体の外にあるものと、内にあるものがあります。前者は、月の光や山の景色、曼荼羅、キャンドルの炎などで、比較的誰にでも楽に始められるでしょう。後者は、身体感覚や呼吸、心の思考や感情など、体の中で起きているもので、目に見えるものではなく感じていくものなので、慣れるまで少し練習が必要でしょう。

今回は、誰にでもできるキャンドル瞑想を紹介します。

手順
1. 体を安定させ座り、目を閉じます。
2. ゆっくりと長めの呼吸を1~2分繰返して心を落ち着かせます。
3. 目を開けてローソクの炎に心を集中させます。
4. 集中している対象から心が離れていることに気づいたら、再び、注意を戻します。
5. この繰り返しを10~15分間続けます。

この瞑想は、基本は目を明けていますが、途中で目が疲れたら、時々、瞼を閉じて休んでください。集中しようとして力んだり、頑張ると逆に緊張してしまいます。集中とは緊張することではなく、リラックスしていることです。集中する対象に、心をそっとやさしく置く感じで試してみてください。

三浦敏郎
1981年より神奈川県西部を中心にヨガ指導を始める傍ら、鍼灸院を開設。1991年、クリパルヨガの創始者、アムレット・デサイ師来日の際にスタッフ及び通訳を務めたことが転機となり、公認クリパル教師となる。気づきのプロセスを重視したフェニックス・ライジング・ヨガセラピーの要素を取り入れ、参加者の体験から学びを導き出すメソッドで数々の集中コースをデザインする。クリパルヨガ教師トレーニング・ディレクター。

瞑想を日常に取り入れたい人のために

クリパル・ジャパンでは連続集中プログラム「心を知る瞑想」を定期開催しています。基礎1から基礎2へと段階を経て心の世界にふれながら体験的に瞑想を学ぶことができます。瞑想の実践に加えて、簡単なヨガの動き、講義、ジャーナル、シェアリングを通して、瞑想への理解を深めます。




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2017-04-21

カテゴリ: ちょこっとヨガ講座

 

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