最近の瞑想ブームに大きな影響を与えた「マインドフルネス瞑想」は、呼吸であれ、身体感覚であれ、心の中で起きていることであれ、それらを変えたり、コントロールしたりせずに、ただ、そのままを客観的に観察するアプローチなので、どちらかと言うと水平志向の瞑想と言えるでしょう。マインドフルネスとは、「意識的、気づいて、目覚めている状態」という意味で、もともと仏教瞑想から出たものです。
今回は、このマインドフルネス瞑想の一つを練習をしてみましょう。
瞑想練習
1. 体を安定させ座り、目を閉じます。
2. 鼻先で出入りする呼吸に心を向けます。
(ここでの「心を向ける」とは、心の注意を向け、集中させるという意味です。)
3. 呼吸から心が離れていることに気づいたら、再び、呼吸に注意を戻します。
4. この繰り返しを10~15分間続けます。
瞑想後の自己観察
瞑想の初めと終わりの数分間、集中度や落ち着き具合など、心の状態を比較してみてください。さほど違いはなかったとしても、呼吸や体の感じに変化を感じるかもしれません。仮に何の変化も感じなければ、それでも大丈夫です。繰り返し練習を続けることで、しだいに変化を感じる時がきます。
三浦敏郎
1981年より神奈川県西部を中心にヨガ指導を始める傍ら、鍼灸院を開設。1991年、クリパルヨガの創始者、アムレット・デサイ師来日の際にスタッフ及び通訳を務めたことが転機となり、公認クリパル教師となる。気づきのプロセスを重視したフェニックス・ライジング・ヨガセラピーの要素を取り入れ、参加者の体験から学びを導き出すメソッドで数々の集中コースをデザインする。クリパルヨガ教師トレーニング・ディレクター。
瞑想を学び、深めたい人へ
クリパル・ジャパンでは連続集中プログラム「心を知る瞑想」を定期開催しています。基礎1から基礎2へと段階を経て心の世界にふれながら体験的に瞑想を学ぶことができます。瞑想の実践に加えて、簡単なヨガの動き、講義、ジャーナル、シェアリングを通して、瞑想への理解を深めます。
2024-03-18
カテゴリ: スタジオブログ